THE TUDORS チューダーズ 背徳の王冠シーズン2 第9話 罠
アン王妃はフランスの大使に娘と王子の婚約を頼みこんでいる。立場が危ういため、なりふり構っていられない。
シーモアの息子が王の侍従になり、ヘンリー8世とジェーン・シーモアが会う部屋をクロムウェルが用意するなど、シーモア家がヘンリーやクロムウェルに接近する一方、プーリン家は徐々に蚊帳の外へ。
そのことでクロムウェルはアンの不興を買い、政治にも口を挟むことで、2人の溝は益々深まっていく。
別の王妃をめとろうと考えているヘンリー。クロムウェルに指示して密かに動いている。
ブーリン家は危機感をもち、帝国の大使に接近。アンにもフランスを罵倒しろと指示する。
ヘンリーは帝国の大使と同盟について話すが、その途中ヘンリーは激怒してしまう。ほくそ笑むブーリン家。それらの様子を眺めていた詩人ワイアットは何か違和感を感じている。
宮廷内に裏切り者がいるとして、ヘンリーはクロムウェルと法務官に疑いのある者を調べさせる。その結果、王妃付き侍女の証言から、アンの父トマス・ブーリン、アンの兄ジョージ、ヘンリー・ノリス、侍従ブレアトン、楽師スミートン、詩人ワイアットなどが次々に王妃との姦通容疑で逮捕される。
スミートンが拷問の末自白、ブレアトンはあっさり認める。
そして遂にアンも姦通罪で逮捕、処刑も決まる。
アンが幽閉されているロンドン塔の前で、次々に斬首されていく。アンの兄ジョージ、ブレアトン、ヘンリー・ノリス、スミートン。
その様子を窓から見て泣き崩れるアン。その泣き声は別の部屋に捕らわれているアンの父にも聞こえている。
遂にアンが逮捕されました。
ここに至るまで侍女の訝しげな目線カットが多数ありましたが、やっぱり侍女の証言で~という展開でしたね。
拷問で自白強要されるスミートン、アンを殺そうと画策していた侍従ブレアトンは嬉しそうに嘘の自白。兄ジョージの妻までもアンとジョージの関係を認めていたのはどういうことでしょう。男と浮気していた夫が許せなかったのでしょうか。
フランスにいた頃もいろんな男性遍歴がありそう。
そして姦通した詩人ワイアットは何故か処刑されない。このあたりはやはりクロムウェルとの良き友人関係を保っていたことが大きいのでしょう。
このドラマでは詩人ワイアットのみ姦通、あとの容疑者は侍女の勘違いなのに処刑という内容でしたが、実際のところはどうなんでしょうね。
100人以上と関係が!とかビッチにもほどがあるんだけど、このあたりの歴史にはあまり詳しくないのでどこまでフィクションなのかわかりません。
多くの人が見ている前で帝国大使に激怒したくだりは、ブーリン家を惑わすための演技だったのかな。クロムウェルや大使は本気で戸惑っているようだったけど。ワイアットが何か変だ、と呟いたのはそういうことなのかな。
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2013/05/19 | THE TUDORS チューダーズ 背徳の王冠 大河ドラマ, 歴史
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