項羽と劉邦 King’s War 第2話楚人の誇り

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秦に滅ぼされた六国（斉、楚、燕、韓、魏、魏）の人たちと会合をもつ項梁、項伯、項羽ら。
しかし誰も秦を討伐する気などなく、項梁はその中の1人を殺してしまう。
項梁らは秦の役人・司馬欣（しばきん）に殺したことを潔く報告する。項梁の大儀に以前から敬服していたらしい司馬欣は、彼らを逃がした後に追っ手を差し向ける。

第2話で三秦の1人・司馬欣が登場。
項羽は司馬欣を仲間にすべきだと項梁に進言していたが、複線をはったんですかねこれは。
第1話に出てきた秦の将軍・章邯とともに司馬欣は今後も出てくるのでお楽しみに。

第2話の見所は、始皇帝の天下巡遊を目撃する項羽と劉邦それぞれのシーンでしょう。
まず騎兵が勢いよく馬を駆って走りぬけて道を開けさせる。
次に槍を持った兵士が走ってきて村人を平伏させ、道の左右に一定間隔で仁王立ち。
次に騎馬隊が周囲の安全を確かめながらゆっくりと進む。
そして大勢の歩兵、弓兵、槍兵、騎馬隊らがぞろぞろと登場。まるでオリンピックの入場シーンのように武官、文官の行列が永遠と続きます。
そして8頭の馬に引かれた大きな大きな鉄の馬車がドーンと登場。
馬車の中には秦の始皇帝・嬴政（えいせい）と長男の扶蘇（ふそ）が。
扶蘇は胡亥と違って利発そうだ。
胡亥だけでなく扶蘇も巡遊に帯同しています。ほうほうこれは興味深い。
扶蘇は皇帝の怒りを買って僻地の守りに飛ばされた、というのが一般的な話ですよね。
このまま始皇帝が死ぬときも近くにいるのかな・・・。
巡遊は4回行われているから、このシーンは最後の巡遊ではないのかも。
調べてみると現在の江蘇省徐州市に位置する沛県に巡遊が来たのは、第1回目になってますね。それならばまだ扶蘇が一緒にいても変ではないかもしれません。

劉邦と蕭何は民家の2階から始皇帝の馬車を覗き見している。
劉邦はいつになく真面目な表情で「これぞ男というものだ、いつか俺もああなりたい」。
なにいってんだ？といった感じで劉邦を見る蕭何。
項羽は逃亡中に始皇帝の巡遊に出くわす。平伏して通り過ぎるのを待つ項羽は「いつか引きずりおろす」とつぶやく。
その瞬間、うとうとしていた始皇帝がハッと目を見開く。
おそらく項羽の声が聞こえたわけではないと思うけど、何かを感じとったのか。
劉邦にも何か感じとってあげてー。

第2話では虞姫（ぐき）も登場しました。
逃亡中の項羽は素晴らしい馬を見つけて見とれる。その馬の持ち主が虞姫で、項羽に対してつれない態度で立ち去る。運命の出会いキター。
虞姫べっぴんさんやわー。大漢風の虞姫も綺麗で素敵な人だったけど、King’s Warの虞姫もいい！

劉邦は弟分の借金を肩代わりして親に尻をペンペンされるシーン。
樊噲は盧綰が金をくすねたと疑うが劉邦は弟分を信じる。盧綰を嫌っているなら殴ってもいいが侮辱は許さん！と樊噲を一喝するシーンなど、なぜ劉邦がみんなから慕われるかがわかります。
劉邦役の人は最初どうかなと思ったけど、2話目でもう見慣れた。これはこれで合っているかも。

冒頭の解説で韓信、張良が出ていたので、2話目で出てくるのかと期待したのだけど結局出番はなし。股くぐりが8話目だからまだまだ出てこないつもりかしら。

WOWOWでは第2話まで無料だったので見ましたが、契約するつもりはないので3話以降みれません。
週2で放送しているようなので、他局で放送する可能性があるのは早くても10ヶ月後か。
三国志は衛星劇場での放送終了直後にBSフジが放送したので、10ヶ月後BSフジに期待したい。