GRIMM/グリム シーズン1第13話 3枚のコイン

アンティーク宝石店が襲われ、店主が金庫の中から遺体で見つかった。検死の結果、店主の死因は爆破によるものではなく、胃の中からは3枚のコインが出てきた。犯人の車を突き止め、隠れ家に乗り込むが、犯人の1人ソレダッドに逃げられてしまう。隠れ家に居合わせたファーリー・コルトなる男を連行する。

ザキントスのコイン。これを一度でも手にしたものは魅せられてしまう。
ハンクは異常に好戦的になり、レナード警部もおかしくなった。
検死局のおばさんもコインを持っていかれるのを嫌がってましたね。
ハンクの場合は元々が地味キャラすぎるので、あれくらいぶっ飛んでてもいいかも。
レナード警部は会見で熱く決意を語ってましたね。警察の使命に燃えちゃってる感じ？
夢のシーンは彼の願望のようなものかな、支配者的な。

古代から存在するコインは様々な人の手に渡った後、グリムの先祖が用心深く守っていたと。ニックの両親は18年前に自動車事故で死んでいる。
だから母の姉であるマリーおばさんがニックを育てた。
グリムは殺されてコインがまた世に出た。
ニックの両親がコインを守っていたけど、ソレダッドらが殺してコインを奪ったってことなのかな。でもその後、ソレダットはコインを失ってまた探していたと。
マリーおばさんの婚約者だった男ファーリー・コルトもまたコインに魅せられていた。
マリーおばさんは甥のニックを育てるために、コルトの元から去った。
コルトもソレダットと同様にコインを探している。
コインのせいで愛するマリーおばさんを失ったのに、コルトはコインを求める。欲求を抑えられない。
そしてニックがいるポートランドにコインを求めてソレダットとコルトが来る。なにか因縁めいてますなぁ。
マリーおばさんが魔物と付き合っていた、婚約者だったことに驚き。

コインの成分は金、ヒ素、水銀。
だからコインを飲み込んだ店主は毒で死んでしまったと。
そこまでしてでも奪われたくない。店主もまたコインに魅せられていたんですね。
現存する10枚のうちの3枚ってOSSの古い書類には書かれていた。
3枚はニックが回収して厳重？に保管した。残り7枚はいずれどこかで出てくるのでしょうか。

今回登場したヴェッセンは鷲の魔物スタインアドラーとジャッカルの魔物シャカール。
スタインアドラーは勇敢で高潔ってことなので、ニックを助けるのかと思ったんだけどね。ニックが愛する女性の甥だろうと、コインへの欲求には勝てなかったと。
コルトが持っていたフィルム。
写っていたのは襟にコインを付けたヒトラー。彼もまたシャカールだった。
この最後の部分は余計だった気がする。

モンローの出番は少なめでしたね。
それにしても主人公はドイツ系？だよね。でもドイツ語は話せないのね。
帰るときに言っていたビス・シュレーターってのは、またね～みたいな意味のドイツ語ですね。
今回モチーフになったのはグリム童話の「どろぼうの名人」。
なかなか面白い回でした。

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