アメリカン・ホラー・ストーリー精神科病棟 第1話 ブライヤークリフ
昨年FOXで放送されたアメリカン・ホラー・ストーリーは見ていました。製作総指揮はGleeのライアン・マーフィー。ディラン・マクダーモット主演のシーズン1は途中まで結構怖かった。謎がいろいろ明らかになった最後の方は、コメディじゃないのに笑ってしまった記憶があります。シーズン1では隣人コンスタンチン役を怪演したジェシカ・ラングがエミー賞・ゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞しています。
シーズン2はシーズン1の続きではなくて、1960年代まで時代を遡ります。繋がりは全くありません。ジェシカ・ラング、ザッカリー・クイントなどの俳優陣の一部は、別人役でひき続き出演、更にジョセフ・ファインズ(恋におちたシェイクスピア、フラッシュフォワード)、ジェームズ・クロムウェルなどが新たに加わっています。
心霊スポットに忍び込むカップル。
1908年に設立された結核病棟ブライヤークリフでは4万6000人が死亡。1962年にカトリック教会が病棟を購入、犯罪者の療養所に。最も有名な患者はブラッディ・フェイス。
物音がした独房らしきドアの隙間に手を突っ込むと、掴まれて腕を引き千切られてしまう。
時代は1964年、新聞記者ウィンターズはパンの取材で精神科病棟ブライヤークリフを訪れる。しかし本当の目的はブラッディ・フェイスの取材だった。
ブラッディ・フェイスは3人の女性を殺して町中がパニックに。人肉で作ったマスクを被っていたらしい。裁判の結論が出るまでブライヤークリフで預かることに。
ブライヤークリフに入館するブラッディ・フェイス。彼の名前はキット・ウォーカー。ガソリンスタンドを営む彼は、無実を訴える。宇宙人にさらわれたと言うが、勿論、誰も信じない。そして他の患者と早速もめて独房に入れられる。
独房に食事を持ってきたり何かと親切な患者グレース。彼女は家族を殺したことになっているが本人は否定している。
病棟で患者がまた1人死んだ。これで4人目、いずれも家族のいない患者。シスター・ジュードはアーデン医師がなにかしていると怪しんでいる。死体は火葬したと話すが・・・。
記者のカンなのか、シスター・ジュードには何か秘密があると感じるウィンターズ。病棟の秘密を暴いて名を上げようと考えている。同性愛者の彼女は、教師の女性と同居していた。
シスター・ジュードはアーデン医師のことをハワード司祭に訴えるが、まともに取り合ってくれない。ハワード司祭はニューヨークの枢機卿を狙っており、ゆくゆくはアメリカ初の教皇となる野望を抱いている。よって病棟を成功させたいと考えている。
アーデン医師に指示でシスター・マリーは何者かに生肉を与えている。逃げるように病棟へ戻ろうとすると、ウィンターズとバッタリ。何者かにおびえるシスターはウィンターズも連れて急いで地下トンネルから病棟へ戻る。
ウィンターズはこのことを黙っている代わりに病棟を見せてもらうことに。
アーデン医師はウォーカーを連れ出して脳みそを調べようとするが、首の中に固い何か見つける。それをメスで取り出すと、それは足がたくさん生えて動き出した。
ウィンターズはウォーカーを探しに独房へいくと別のなにかに襲われてしまう。
次の日、目を覚ますと病棟で拘束されている。襲われたのは妄想だと話すシスター・ジュード。同性愛者だと気が付いたシスターは、彼女の同居人を脅して入院の資料にサインさせた。こうしてウィンターズは精神科病棟の患者に。
アーデン医師が独房の清掃をしている。何者かがいたかのような爪痕があり、シスター・ジュードは怪しんでいる。
話は冒頭に戻り現代のブライヤークリフ。男が腕を引きちぎられてカップルは館から逃げようとしている。女は地下トンネルを逃げていると前方にブラッディ・フェイスが。絶叫がこだまする。。。
まず、相変わらずオープニングが怖い、一番怖い。ドアァァァァァァンて音が怖い。
オープニングの映像の中にエクソシストみたいにブリッジで歩く人が出ていましたね。
記者とシスターの話の中で出てきた「ジェニファー・ジョーンズ」って本当に実在した人なんですね。1940から50年代を代表するハリウッド女優で「聖処女」でアカデミー主演女優賞を受賞しています。シスター・ジュード役のジェシカ・ラングとはアカデミー主演女優つながりですね。
いきなり宇宙人のようなものが出てきてビックリしました。
ウォーカーは宇宙船に連れさられて何かされたのでしょうか。それとも宇宙人の描写自体が彼の妄想なのでしょうか。ウォーカーが殺人鬼のブラッディ・フェイスってことにも驚きました。
首にチップのような物を埋め込まれていましたけど、あの物体(生物?)どうなったんでしょうか。アーデン医師は次の日に何事もなかったように掃除していましたが。
最後にマスクしたブラッディ・フェイスらしき人物が出てきましたけど、あれが人肉で使ったマスクなのかな。黒人の肉とか言ってましたよね、奥さんの肉なのかな。。。
黒人の奥さんを紹介できない、そんな時代を現す描写もちょいちょい出てきましたね。同性愛者なんて知られたら町で暮らしていけないとか。
最後にカップルの女が襲われた場所、シスター・マリーとウィンターズが歩いていた通路は、デスシュートと呼ばれる地下トンネルですよね。
シスター・ジュードは、密かにハワード司祭に好意を抱いているようですね。彼と会う前に香水と付けたり、エッチな妄想したり。ジェシカおばちゃんの下着姿はさすがにちょっとあれでしたけど。でも信仰心は厚そう。
ウィンターズが精神科病棟の患者になってしまったのは、襲われたとき何かを見てしまったせいでしょうか。彼女は記者なのであることないこと書かれると、好意を抱いているハワード司祭が困ることになる。シスター・ジュードはそう考えての処置なのでしょうか。
シスター・ジュードはアーデン医師を怪しんでいます。若いシスター・マリーはアーデンの秘密を知っているようでしたね。シスター・マリーとアーデンの関係も気になるところです。
アーデンは患者の死体を火葬したと言っていましたが、得たいの知れない何者かにエサとして与えているようです。なんなんでしょうねあれは。部屋を掃除していましたが、最近まであの部屋にいたのでしょうか。
ウィンターズを襲ったのは掃除していた部屋にいた何かなのでしょうか。さっぱりわかりませんね。
シーズン1でも地下室で得たいのしれない生き物が出てきたけど、あれは怖かったなぁ。
とにかくクエスチョンマークだらけの初回でした。
わからないからこそ恐怖を感じるんですけどね。
2013/05/21 | American Horror Story アメリカン・ホラー・ストーリー ホラー
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